災害支援ボランティアについて考える集い
2012年 06月 18日
市民レベルで、「防災や減災について考えよう」とか「被災地支援をどうする」とか「自分たちにできる活動は?」とか災害支援活動について話し合う場です。
行ってみてちょっとびっくりしたのが、今回山武警察署の方がいらしてたこと。
前半は、山武警察署の方が、まず、過去の津波被害の記録ともなる百人塚などの分布図と説明。次に、警察のヘリコプターが撮影した、3月11日の九十九里浜の津波の映像とその説明をしてくれました。
時々、こういう映像を見て、「忘れない。伝えていく。」というのは大切だなと思いました。
(↓警察署が撮影した写真の写真)
後半は、輪(?)になって、自己紹介と3月11日の感想。
警察署からは、災害時の対応についてお話をお聞きしました。
また、地域で自分がまずできることは何か、ということを
結論を出す場ではない、ということを前提にしたお話し合い。
社会福祉協議会の関係者、市民活動を実践している方、障害者支援のボランティアさん、警察署の方、と色々な方が参加されたので、色々な考えや経験を聞くことができました。
その中の一つ、「組織を越えた横のつながりって必要だね」、と皆さんが感じていて、それは、この集いでは多少実践できているのかなと思いました。
みなさん、それぞれの思いを話し始めたらきりがなさそうで、時間はあっというまに経ちました。
レポートみたいになってしまうので、ここで一区切り。
おーたでした。
次回は8月開催予定です。
今回は都合により欠席された方が多く少ない人数でしたが、
どなたでも参加できますので、どうですか、ご一緒に!
日程など詳細は、社会福祉協議会や市民活動・ボランティアセンターでご確認ください。
問い合わせ先 ボランティア・市民活動センター 0475-89-2121
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出てきた話のほんの一部、ご紹介。
・人口の一割5000人ほどの人が、高齢の方、障害をもっている方など避難の時に支援を必要とする。元気な人は全員、助けにまわらなくてはいけないくらいの状況。
・避難するときは、上りはこの道を、という道路を決めておくとよいのでは。
・避難訓練は、セッティングされたものではなくやってみたほうがよい。
・海側の人が被害を受けたら山側の人が助け、山側の方で被害があれば、海側の人が助ける、ということができるようになるといい。
・近くても地域により被害状況が違う。その地域でできることをしなくてはいけない。
・守秘義務とか個人情報とかあるので、避難支援が必要な人のリスト作りを承諾をもらいながら進めている。
・自分の地域では、消火栓から水を出すことをしてみたり、地域でできることに取り組んでいる。
もっと色々あったんですよ~
最後にこんなことを話してくれた方がいました。
災害は残酷。誰もが命を落とす可能性がある。
まずは自分の命を守ること。自分一人で守れなければ他人と守る。自分の命にしがみついてほしい。「私のことは放っておいてかまわない」と言っている間に、その少しの時間で、気に掛けてくれた元気な人が死んでしまうかもしれない。命を守り、次に、生活をどうするか、ということを考える。
(津波てんでんこ ですね)